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第四回ラ・アトレ学生実施コンペ 山道賞
「公的空間の濃淡」
内藤佑 竹森健人
一階の居室が持つ公共性に着目した。上階に比べて一階は隣地との距離も近く、プライベート性が低い。現状、マンションやアパートでは防犯を意識し、プライベート性を確保するために内に内に閉じてしまう傾向がある。そこで、居室の東側を外部空間となるように計画した。外部化することによって、空間は公共性を増し、庭も含めて居住者以外の人も集まれる場にもなる。一階が持つポテンシャルを生かしつつ、閉塞的空間と開放的空間を併せ持つこの居室は、住人の感情とリンクして、多様なシーンを生み出す豊かな住処となる。
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